昔、ゼミの先生に「お前はサントスだ」と言われたことがあった。
サントスは、自分でシュートチャンスを作って、自分でシュートするタイプの選手だ。
チャンスは自分で作る。自分の力を信じて頑張れば何とかなる。
そういう神話に捉われていた。
でもゴールを決めているヤツを見てたら、
そんなシュートしたいという強欲が見えない。
それでいてゴールを決める。
それがずっと不思議だった。
だけど最近、気づいた。
シュートチャンスを作ってくれるのは、自分ではなく他者だということに。
わざわざ強引にドリブルで切れ込んで角度がないところでシュートするよりも、
当てるだけでゴールできるようなパスをもらう方が圧倒的にゴールできる確率が高い。
大事なことは、自分の力を過信することではなく、
他者に目を向けて、他者とパスをもらえる関係作りをしておくこと。
そのためにはまずチームのために自分ができることをすればいい。
そうすればふと瞬間にパスがまわってくるのだから。