2007年12月14日金曜日

就職活動の失敗。

 私は就職活動の失敗をアルバイトの経験を通じて気づいた。

 私は、アルバイトでウェイターの仕事をしている。ウェイターは、客から受けた注文をそれどおり持ってくるのが仕事だ。しかし勤務中には、客が誰も注文しない空白の時間が、何度も訪れる。私はこの仕事は退屈だなと思いながら、トレンチを持って突っ立っていた。そんな私を見て、先輩が私にこんなアドバイスを教えてくれた。

「仕事を人に言われてからやるのは、普通の人。言われる前にやるのが、できる人。」

 その先輩は、空白の時間帯でも、客の灰皿を変えたり、あくせく働いている。私も先輩に習ったが、言われる前にやるのは、意外に難しい。何をすればいいのか、わからない。そんな私を見て、またもや先輩はアドバイスをくれた。

「言われる前にやるためのコツは、常に周りの状況を読むことだ。」

 常に周りの状況を読むことで、自分のすべきことが見えてきた。たとえば、ビールが足りていないから自分がケースを出そうとか、厨房に人が入りすぎてホールに誰もいないから自分は待機しようということだ。

 私は自分がすべき仕事を、周りの状況から探すのではなく、自分の内面から探していたのだ。まるでやりたいことや天職は無意識の中で眠っていて、あとはそれを掘り出すだけだという風に自己分析をしていた。

 しかしどれだけ自問自答しても、やりたいことは見つからない。無理矢理やりたいことを見つけても、企業からは落とされる。

 常に社会の流れを見ながら、自分の仕事を創っていく。そんな人間に私はなりたい。 

 

 
 
 

2007年10月22日月曜日

キャバ嬢

キャバクラに行く目的は、みんなの力でキャバ嬢を「いい女」にすることにある。

「いい女」とは、どのバーに行っても、どんな人とでも会話を合わせられるプロのことだ。

だから私達は決して貢ぎにいっているのではない、彼女達の未来に投資するのだ。

それがキャバクラの魅力。

2007年10月17日水曜日

「千の風になって」のTPO

カラオケで老人が、「千の風になって」を歌ってはいけません。

私の~お墓の前で~泣かないでください~♪

リアルすぎて、泣けてしまいます。

2007年10月15日月曜日

アジりたがり屋

私は、「アジりたがり屋」だ。

自分が面白いと思った方向へ、周囲の人間を巻き込む。

「アジりたがり屋」が、得意とするフィールドは、祭り的空間だ。人々を煽るだけ煽って、一体感を作ろうとする。つながることを強要する。

中身のないつながりを欲している人は多い。たとえば、ネット右翼、民族団体、大学のテニスサークル、ワールドカップ、夏フェス、携帯電話、mixi…。中身は何だっていいのだ。皆、つながるためにコミュニケーションしている。

その中に、「アジりたがり屋」は潜り込む。「共同体」は、一人一人の力を凝縮し、とてつもないパワーを生み出す。しかし、一方では「赤信号みんなでわたれば怖くない」精神を生み、思考停止に陥る。何のためにやっているのか。またどの方向にすすめばいいか。それに常に意識的にならなければならない。

アジりたがり屋は、視野をとことん狭くして、自分を扇動しようとしている。思い込みが激しく、客観性に乏しい。

さらに間違った方向へ、力ずくで引っ張っていこうとする。つながりを強要する。

2007年10月8日月曜日

リーダー

祭りを通して、「リーダー」というものに、すごく考えさせられた。

「リーダー」になれば、班員はよく服従する。

自分は指示を出すだけで、あとはみんなが動いてくれる。

自分は肉体的には楽ができる。

それでいて、目立って、俺がやったったみたいな面ができる。

それはすごく気持ちいい。


でも「リーダー」には、そんな人間などいなかった。

弁当が足りなかったら、自分の弁当を差し出す。

みんなが休憩しているときは、ずっと立ちっぱなしで、団員を団扇で扇ぎ、水をみんなに渡す。

指示を出すときも、頭下げてお願いする。言葉は汚いが、命令ではない。

「俺らこの日のために一年間頑張ってきた。だから頼むから頑張って曳いてくれ。」
「俺らも頑張るから、ちょっと頑張ってくれや。」

諦めそうになったときは、笛で盛り上げ、励ます。

ハチマキ、足袋、宿泊、温泉、朝食、帰りの車、電車賃、打ち上げ、部外者の人間を暖かく向かいいれてくれる。

最後の最後は、祭りに携わってくれた関係者の人たちに、感謝のことばを述べる。

兵隊さん。

最初は、兵隊みたいだと思っていた。

綱長やなんやらが、けたたましく声を上げる。
「お前らしっかせえよ!!わかったか!!」

それに対して、青年団員が声をそろえて返事する。
「はい!!!!」

それで、重い綱を汗をかきながら、引っ張っていく。

普段、「個」で暮らしている人間にとっては、気持ち悪くうつった。


でも兵隊とは違うところは、それが強制的ではないところだ。

やりたくなければ、やめればいい。

やらなければならないことは、決してない。

ただ参加するなら、徹底的にやっていく。

私は参加した。

みんなの力が合わさった時の力は驚異的だった。

誰もが限界を超えながら、それでもみんなで凌駕していく。

祭りを愛する気持ち

地車を曳く人間にとって、身分とかポジションとか優劣は存在しない。

あるのは、「祭りを愛する気持ち」だ。

その気持ちが、地車を前へと進ませる力になる。

地車は、当たり前ながら一人では動かせない。

だからといって、人数がいたところで動かせない。

動くときは、みんなの気持ちがひとつになったときだ。

そのためには、まず声を合わせる。

辛いときこそ、みんなで声を出す。

「うぉーりゃ!!うぉーりゃ!!」

次第に、自分がみんなと融合していくのがわかる。

それが大きな力になって、はるかに限界を超えていく。

限界などあったのかというほどに。

2007年9月23日日曜日

HERO今昔物語~石原裕次郎から木村拓哉へ~


ひと昔前、ちょうど「太陽にほえろ」っていうドラマがやっていた時代。


子供の将来の夢の多くは、「警察官」だった。


理由は悪を倒す正義の味方、つまりHEROだったから。


しかし今の世の中はどうだ?


HEROだった警察官がピストルで、善良な市民を撃っちまう。


これじゃ誰がHEROで、誰が悪役かわからない。


絶対的価値など存在しない。



その世の中で最近、大手を振って「HERO」と名乗る奴がいる。


そうご存知のとおり、検察官の久利生公平、木村拓哉である。


キムタクが演じている「HERO」像はこうだ。


「被害者のために真実を明らかにする、そのためには絶対に手を抜かない。」


周りに反対されたって、殴られたって、加害者が誰だって、筋を貫き通す。


それが今の「HERO」。



昔のHEROと違うのは、みんなから嫌われるところだ。


昔のHEROは絶対に誰からも非難されない。


絶対的に正義だから。


バンバン犯人を捕まえて、みんなから拍手される。


それに比べて、今の「HERO」は徹底的に客観的で公平。


いや、客観的な(久利生)公平。


事件に大小もないし、えこひいきもしない。


それが時代が作り上げたHERO像。














2007年9月14日金曜日

正常位の発見


みなさん、正常位を想像して欲しい。

そうそう、いっつもやってるやつ。

…たぶん右記の体位ではないか??
…実は、これ「正常位」ではない。
1-6世紀頃に書かれた、古代インドの愛の経典に「カーマ・スートラ」という作品がある。
その作品での「正常位」は、今の「座位」として描かれている。
つまり「座位」が「正常位」だったわけだ。
では、動物の「正常位」は何か。
そう、「後背位」、通称バックである。
実際、「正常位」を定義することは、非常に難しい。
だったら、この「正常位」は、どこから来たの?
女性の身体と性器が見えやすいアングルの「正常位」は、どこから来たの?
言うまでも無く、AVである。
そう、AVが「正常位」を発見した。
ちなみに、AV監督の村西とおるが「顔射」を発明した。

2007年9月12日水曜日

自己啓発の害悪。

幸雄?幸男?雪男?
あ~一瞬で調べられるけど、何でもいい。

船井総研の説明会に行った。
船井のおじいちゃんの生きがいは、本を書くことと、公演することらしい。

聞くと、船井のおじいちゃんは、一年間に本を何冊も執筆しているんだって。
試しに何冊か読んでみたよ。

字が小学生の教科書みたいに大きくて、
行間がメモ帳に使えそうなほど広い。

冗談ではなく、2秒で読めたよ。
分厚い割りに、中身がないの。

人間性、人間性、人間性…
人間ができていれば、すべてうまくいく。

だから何?

気持ちいいだろうな。
誰も反論できない立場から、
誰も反論できないことを言うの。
それでみんな、感謝してくれて、お金を渡すんだもん。

そりゃ生きがいだよ。
船井のおっちゃんの公開オナニーだよ。
いったい、読者が何パーセントが成功したか教えてくれよ。

ユキ雄じゃなくて、イキ雄だな。
シコシコ、イキ雄。
どぴゅっ

逆宝クジ

アフラック、クワクワッ!
手頃でガッチリアリコの終身保険!
「ティンティリティン♪」 アメリカンホームダイレクト!

CMは、バシバシ儲けている企業が出す。

保険、保険、保険、、、、、、、、、、、
保険って何?

簡単にいえば、もしもの「ハイリスク」に備えるための「ローリスク」。
保険をかけていれば、もしものときに安心☆

でも逆に言えば、「存在しないもの」にお金を賭けている。
言ってみれば、「逆宝くじ」。
宝くじは当たったときにお金が入るけど、保険はミスった時にお金が入る。
でも宝くじも保険も、「存在しないもの」に賭けているのは同じ。

保険の種類だって…

生命保険(生保:第一分野) /終身保険 /養老保険 /個人年金保険 /定期保険 /生存保険(単体では存在せず、何かしらの死亡保障が付属される) /損害保険(損保:第二分野) 火災保険 /住宅火災保険 /住宅総合保険 /地震保険(単独加入は不可。必ず住宅火災保険などと併せて加入する。) /普通火災保険 /店舗総合保険 /団地保険/海上保険 /自動車保険 /自賠責保険(俗称・強制保険) /任意保険 /所得補償保険 /賠償責任保険 /個人賠償責任保険 /企業賠償責任保険 /専門職業人賠償責任保険 /瑕疵保証責任保険 /船客傷害賠償責任保険 /傷害保険 /普通傷害保険 /家族傷害保険 /ファミリー交通傷害保険 /国内旅行傷害保険 /海外旅行傷害保険 /ゴルファー保険 /第三分野保険(生保、損保) /医療保険 /疾病保険 - がん保険その他の三大生活習慣病保険(=「特定疾病保険」<とくていしっぺいほけん>という)など /介護保険

変わった保険といえば…

ストーカー保険! 
http://www.rikkyo.ne.jp/grp/kikaku/ins/tokio/lady1.html
山登り保険! スノボ保険!
http://www.bang.co.jp/ski/index.html


チリも積もれば、山となる。
「ローリスク」も積もれば、「ハイリスク」となる。
ありもしない事件のために生きる。


その中で今注目されているのは、地震保険!

「地震保険加入率アップ 「中越沖」で高まる関心 来月、保険料改定 」
フジサンケイビジネスアイ 2007/9/1
「大災害債券」の発行急増、地震や台風なければ高利回り 」
日本経済新聞 - 2007年9月5日


もし地震が起こったときに、あなたはどうするんですか。
それは一種の恐怖広告。

2007年8月28日火曜日

織田裕二は、陸上マニアを演じてる。

世界陸上での、織田裕二の盛り上がり方は、ちょっとマニアっぽい。

そしてテンションのあげ方、うそっぽい。

日本頑張れ的なぷちナショナリズムも、メダルどうこうもなく、

みんなの知らない自分の好きな選手を応援している。

そういう意味で、世界陸上2007大阪大会は、

純粋に「陸上競技」としての面白さを、

前面に押し出している。

トリノオリンピックで、

メダルやぷちナショナリズムに裏切られた反動が、

「陸上マニアの織田裕二」を作り上げているのかな。

2007年8月26日日曜日

「かもめ食堂」と「カモメナルド」

映画「かもめ食堂」は、日本の観光客にこそ食べてもらうべきだ。

あそこに描かれている舞台は、日本人が創り上げた「ヘルシンキ」である。

決して、フィンランドにあるヘルシンキではない。

「ヘルシンキ」では、時間がゆったり流れていて、日々の些細なことが、新鮮に見えてくる。

そんな「ヘルシンキ」で、北欧家具を並べて、おにぎりを売っているサチエ。

おにぎりは日本のソウルフードだから。

これ現地の人が観たらどうなるのか。

なかなか想像できないと思うのから、アメリカで「かもめ食堂」がリメイクされたとする。

その名も「カモメナルド」

舞台は、アメリカ人が創り上げた「キョウト」

決して、茶色のマクドナルドや、紺のローソンがある京都ではない。

「キョウト」では、時間がゆったり流れていて、日々の些細なことが、新鮮に見えてくる。

そんな「キョウト」で、畳やふすまを並べて、ハンバーガーを売っているマイク。

ハンバーガーは、アメリカのソウルフードだから。

これ日本人が観たら、どうなるのか。

絶対おかしいでしょう!!

つまりこの映画は、日本人の勝手なまなざしで創り上げた「imajined 北欧」でしかない。

フィンランド人は失笑だ。

しかし日本人観光客には、バカウケするだろう。

心もとない外国で、和食を食べて安心する。

しかも自分が想像していたイメージを消費することができる。

だから片桐はいりが劇中で言ってたことは正しいと思う。

私はそんな歪みを感じながら、「かもめ食堂」でお腹がいっぱいになってしまった。

2007年6月20日水曜日

「ネットカフェ難民」という言葉はおかしくないだろうか。

「ネットカフェ難民」や「マクドナルド難民」なる言葉が流通している。
住む家を持たず、終夜営業のインターネットカフェで寝泊りする人を指す言葉だ。


でも「難民」という言葉は、どこか否定的だ。
きっとキチンと決まった家に帰ることが当たり前と思っている
「家父長制を信仰する人間」が、
「難民」などと付けているのだろう。


「ネットカフェ難民」を論じる人間は、
結局のところ「家族のがあり方が変わっている、注意せよ。」に落ち着く。
「家族」が、社会に居場所の無い人間のセーフティネット?
「家族」のおかげで、日本の福祉にと治安にかけるコストが削減できた?

ふざけるな。

その裏側で、女性がどれだけ無償で家事労働しているのか。
彼女らは、もっと別の生き方は無かったのか。

日本が福祉と治安に金をかけなかったせいで、
「家」の中は、無法地帯となっているのだ。
今までDVが許されてきたのは、父が王様だったからだ。


結論から言えば、彼らは立派な「ネットカフェ住民」である。
決して迷ってなどいない。
むしろみんなが安心して乗っている「タイタニック号」から
脱出を図ろうとしているのだ。


ネットカフェに住んでいる人間が「難民」なら、
誰が「難民ではない」なのだろうか。
マンションに住んでいる人?
ただ月単位で借りているだけではないですか?
月単位が、
日単位でホテル、
そして時間単位でネットカフェに移行したでけではないか。


「マイホーム」が夢?笑わせるなよ。

2007年6月19日火曜日

ZODIACと富山冤罪事件

ZODIACでは、明らかに真犯人としても、逮捕できなかった。

なぜならば、「物的証拠」が出てこないからである。

どれだけ推理が合っていても、証拠がなければ逮捕できない。

探偵モノのマンガで犯人が「どこにも証拠が無いじゃないか」と言い訳するのもその理由。

富山冤罪事件では、明らかにニセ犯人としても、逮捕した。

県警の捜査官が、強姦の容疑で逮捕された男性に、

犯行の見取り図を描くことを要求、

描けなくて困っていると、取調官が手をつかんで描かせたり、

一部を自分で描いたという。

さらに被害者の少女が、「ギザギザのサバイバルナイフ」で襲われたと供述、

県警が家宅捜査して見つけたのは、「つるつるの果物ナイフ」。

そんなのどこにでもあるやん!と言いたくなるが、

県警は、被害者の少女が動転として混乱しているとして、矛盾は起きてないと主張した。

ここに科学的根拠(物的)と、状況的証拠(推理)の乖離が見られる。

2007年6月17日日曜日

目立ち方

映画 ZODIACを観た。

社会では自己顕示欲が美徳とされる。

いつだって芸能人は尊敬のまなざしで見られる。

でも社会の中で名を残すということは、とてつもなく困難なことだ。

何かで一番になれ、オンリーワンになれ、

そう刷り込まれるが、

頂上というのは、

はるか高く狭い。

ほとんど凡人のまま、一生涯を終える。

しかし一つだけ明日から有名になる方法がある。

「犯罪」だ。

「犯罪」には、メディアが駆け寄って、報道したがる。

そんなニュースに価値があるかどうかわからない。

しかしメディアが大きく取り上げれば取り上げるほど、

価値が上がる。

ゾディアックは、まさにメディアを利用して

一握スターダムにのし上がった人間だ。

イメージの中で生き続ける。

ZODIAC

昨日、私は映画「ZODIAC」を見に行った。

この映画の監督は、デヴィット・フィンチャーだ。

映画「FIGHTCLUB」も作った監督だ。

今回もフィンチャーらしい反抗的なメッセージを送っていた。


ボーイスカウトみたいにママゴトで満足している自己満足野郎を笑い、

観客には、ビックマックを食わせつつ、それだけで満足している奴らにファックする。

人は完璧にはなれない。

白い歯、オシャレな髪型、ヴィトンのカバン、DKNYのタイ、

そんなものに、人生の大半の時間を無駄に費やすことが本当に必要なのか。

完璧なんて目指すな。それは幻想だ。

2007年6月11日月曜日

ハイリゲンダムサミットの見方

サミットは、国家間の関係を示す劇である。

今回の主役は、EU

舞台はドイツ、ハイリゲンダム

ストーリーは、主に「地球温暖化」についてだ。

今まで主役を張っていたのは、アメリカ

ストーリーは、主に「テロ対策」について

日本は、その劇では、アメリカの子分だった。


でも時代は変わった。

日本もそろそろキャラを変更しなくてはならない。

2007年6月10日日曜日

クラスター爆弾の威力

イスラエルがレバノンに投下したクラスター爆弾、

実は「賞味期限切れ」だった。

しかも切れに切れて1970年代もの。

いつ爆発するかわからない不発弾を知って投下したイスラエル、

国連から人道的にダメだって、非難ゴーゴーだ。

でもなぜ1970年代ものなの?

1970年代といえば、ベトナム戦争があった。

つまりベ戦で売れ残ったアメリカ製クラスター爆弾を、

アメリカが安くで分けたわけだ。

アメリカとイスラエルの関係?

この辺は昼ドラより、ドロドロだ。

県庁の星の記憶の残し方

ネタバレあり

今日テレビで、初めて「県庁の星」を観た。

知事は野村が作成したB案を捨てた。

公務員が発する「前向きに検討します」は、

表向きの体裁で、裏では全く検討する気がない。

後味の悪さを残した。

でもその後味の悪さが、記憶に残る手段なのだろう。

スーパーで学んだこと。

素直にあやまること。素直に教わること。そして何かを成すには仲間が大切だということ。

これだけなら、ちょっと感動して、気持ちよく寝れる。そして明日には忘れる。

単に面白い映画として消費されたくないために、捨てるシーンを挿入した。

よくできているなぁ。

2007年6月8日金曜日

国家公務員の天下り問題

国家公務員の天下り規制を柱とする「公務員制度改革関連法案」が7日に衆院を通過し、参院しだいで成立か廃案かが決まる。

安倍政権は、年金支給漏れ問題と前農相自殺というダブルパンチをくらっている。

安倍政権としては、公務員制度改革関連法案を成立することで、なんとか良いとこを見せたい。

でもまだ十分な議論はされていない。

参院選をひかえた参院自民は、廃案になれば自分たちのせいになるので、困っている。

民主案は、トリプルパンチをくらわすために、天下りの全面禁止を狙っている。

とはいえおそらくは狙ってないだろう。天下りを根絶やしにできるなら、そう悩まない。

全員、私欲にかられているため、結局長引いても一緒だろう。

もうこの際成立すべきだ。

郵政民営化みたいに、良かったのかどうかは、やらないとわからない。

2007年6月7日木曜日

折口氏のお金の儲け方

業界最大手の「コムスン」が厚生労働省から介護不許可の認定を受けた。

これで事実上、経営からの撤退を余儀なくされた。

この事件は、ただただ私腹をこやすために、

「社会福祉」という公共性の高い事業を利用した折口氏に、

天罰が下った。

自立を促すために行っている介護が、必要以上に手厚く介護することで、逆に自立を邪魔している。

でもそっちの方が儲けることができる。

苦しむのは自治体だから。

そんな痛みを押し付けるのは、気持ちよくないな。

2007年6月1日金曜日

ストラップの付け方


ケータイについているストラップは、つながりを確認するためにあると思う。


ケータイにじゃらじゃらストラップを付ける人がいる。


なぜだろうか。


カバンにキーホルダーをじゃらじゃら付ける人は見たことが無い。


よくよく観察してみると、その人たちは自分でストラップを買ったりはしない。


むしろ人からもらったものを付けていることが多い。


なぜ外さないの?と聞けば、


いや~外しているのを友達に見られたときに気まずいからと答える。


つけていると友達、外すと他人。


つまり友達との関係をカタチに表すためにあるのではないだろうか。


逆に言えばケータイのストラップを見れば、その人の人間関係がわかるのだ。
初対面で相手のことを知るには、ストラップを見ればよし子ちゃんなのだ。




2007年5月26日土曜日

エンタの神様流笑いの取り方




 エンタの神様は、芸人殺しとか全然面白くないとか、やたらと批判が多い。

 でも私はエンタの神様は「笑いの本質」をついていると思う。

 エンタの神様に見習えば、ぶっちゃげ誰だって面白くなる。

 どうすればいいのか。おもしろくなりたい人、必見!

 まず「おもしろいこと」なんて言おうとしないこと。

 ひたすらメディア(人前)に出て、お客さん(友達)にキャラを認めてもらうことだ。

 はぁ??おもしろい人になりたいのに、おもしろいことは言わなくていい!?

 そう思う人もいるかもしれない。

 でも爆笑オンエアバトルの構図とエンタの神様の構図を比較してほしい。

 両者の違いは、笑いに質を求めているか、量を求めているかだ。
 
 爆笑オンエアバトルは、お客さんに評価されたネタだけがオンエアされる。

 常にテレビに出続けることなんてできない。

 だから爆笑オンエアバトルを見ていると、いつも「誰?」と思いながら見ている。

 キャラがよくわからない芸人のネタを見るほど疲れることは無い。

 一方、エンタの神様は、Pに逆らわない限り、出し続けてもらえる。

 エンタの神様は笑いに質など求めてはいない。

  コントも中途半端に編集され、芸人に目立つ衣装を着せて、キャッチフレーズを言わせて、毎週1分でもいいから出演させる。

 つまり彼らは、おもしろいから、テレビに出ているのではない。
 テレビに出ておなじみだから、おもしろいのである。

 そういう意味でエンタの神様は、まるで「芸人のCM」だ。

 一般的におもしろくなりたい人は、笑いの実力だけを身につけようとする。

 そんなことは無駄だ。

 ネタ(メッセージ)はメディアを介して人の目に届く。

 メディアの力をうまく利用することを考えなければ、メッセージは届かない。

 それだけ。

 だからそういった意味でエンタの神様という番組はおもしろいと思う。
 

 

2007年5月25日金曜日

安田好弘弁護士のお金のもうけ方


「強姦」は「死者を復活させるための儀式」だった。


はぁ!?意味わからん。


その意味わからないことを、安田好弘弁護士率いる21人の弁護団が口にした。


ご存知のとおり、山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審の公判である。


弁護団にはどんな意図があったのか。


一般的には、「弁護団は死刑廃止を訴えるのに被告を利用」したと言われている。


でも本当か?


死刑廃止を訴えるために、わざわざ20人の弁護士をわざわざ連れてくるのか?


そもそも勝ち目の無い裁判でいう必要があるか。


ないだろう。だったらなぜ?


結論から言うとあれは安田好弘弁護士のPR活動ではないだろうか。


昨日から安田好弘がTVに露出している。20人の弁護士というハリボテをバックにつけて。


20人の弁護士も、目が泳いでる。エキストラでもそんなことはしない。


今頃、安田弁護士事務所は電話が鳴り止まないだろう。


例えば、金持ちのバカ息子が障害を犯していたら、マダムは109で調べているだろう。


『安田さんなら、私の息子を死刑から救ってくれる!』


1000万はたやすい。


おそらく死刑廃止には、微塵にも興味が無いだろう。


2007年5月24日木曜日

アイドルのなり方


 芸人がアイドル化しているのはよくある。


チュートリアルの徳井さんやキングコングの西野さんは、確かに面白い。確かに面白いけど、人気が出てるのはやはりルックスでしょう。


 でも最近はアイドルが芸人化していると思う。


ヘキサゴンにリレークイズがある。知識レベルの均等な3チームが、成績優秀者から順番に早抜けクイズに挑戦するゲームだ。


どんどん知能レベルが低くなってくるのだが、最後の砦として構えているのは、芸人ではなくアイドルだ。大沢あかねや里田まいが構えている。

あるいは平成教育委員会ではどうだろうか。もちろんいる。平山あやだ。

アイドルが芸人を越えている 。。。
クイズ番組はたとえヤラセだとしても、真剣にやっていることにしなければならない。芸人がウケを狙うために、クイズ問題にボケると、クイズ番組は崩壊してしまう。

そこで出たのがバカなアイドル。あくまで天然で間違っているように装うことができる。芸人のポジションをどんどん食いつくそうとしている。
アイドルになりたければ、頭から脳みそを抜き取って、それを胸にシリコンを注入しましょう。

2007年5月21日月曜日

ミネラルウォーターの選び方


エビアン、ビッテル、六甲のおいしい水、サントリー天然水。
ご存知のとおり、これはすべてミネラルウォーターの名前である。
そしてこのミネラルウォーターの名前は……「水」である。
無印良品の「水」(税込価格95円)である。
なんかおかしい。
「水」という言葉にはいろいろな水が含まれている。雨水や水道水、工業用排水だってそう、その中にミネラルウォーターが含まれている。
そのミネラルウォーターの中でもさまざまな商品がある。たとえば「エビアン」は、「水」→「ミネラルウォーター」→「エビアン」という風に。
でもこの商品だと「水」→「ミネラルウォーター」→「水」になってしまう。だからおかしい。
でももっとおかしいのは「ミネラルウォーター」も「ただの水」でしかないことに気づかせてくれたことだろう。それにも関わらず、コンビニにはいろんな種類の「ただの水」が置かれている。まるですごい差異があるかのように「ただの水」を売っている。
例えば「サントリーの天然水」は、純水とはかけ離れている。なぜなら「ただの水」に「サントリーの天然」というイメージを添加しているから。
本当に「純水」とは、何のイメージも添加されていないこの無印良品の「水」ではないだろうか。

2007年5月10日木曜日

4行書評 「ツッコミ力」 パウロ・マッツァリーノ

 社会をうがった視点で見ようと努力すれば、社会がつまらなく見えてしまうことがある。しかしこの本は教えてくれた。「正しいとかじゃなく、おもしろいかどうか。それでしか人は動かん。」人は、批判力や論理力では動かない。どれだけ正しく社会を批判をしていても、面白くなけりゃ意味がない。私は「ちきう」を面白く歩ける人間になりたい。

2007年5月7日月曜日

CPZオンラインの抜け出し方


 CPZオンラインという無料アダルト動画が見放題のサイトがある。「CPZ」その3文字で検索するだけで簡単に入れる。しかし一度知ってしまうと二度と帰ることができない。ミイラ取りがミイラになるといえば良いのだろうか。どっぷり浸ってしまうのである。何を隠そう、そのミイラが私のなのだ。私の友達にも教え、ミイラは口コミで広がっている。

 でも今日はそこから脱出するお話。

 「CPZ」は何百のアダルト動画が一気に閲覧することができる。私は何年もそこにいるが、形式が全然変わらない。

 まずディープキス→おっぱいを揉む→指で局部をいじる→局部をなめる→ペニスを舐めさせる→正常位で挿入→いろんな体位を経て→最後は正常位でフィニッシュ。ず~~~~っとコレ。

 AV女優は、男性に服従する性奴隷である。顔に汚い精子をぶっかけられても、文句を言わない。むしろおおげさに喘いで、女性にとっての快楽として描かれている。

 カメラの撮り方もずっと変わらない。基本的に女性のカラダを嘗め回すように撮る。そのとき、男優は決して顔が映らない。自分が第3者的視点から見るのではなく、当事者として自分を男優とダブらせるためだ。


 でも以上の内容を知ったところで、当たり前だと思うに違いない。

 大事なのは、もしかしたらあなたは、実際の本番SEXを同じ形式でやってはいないだろうか。

ディープキスから始まり、正常位でフィニッシュしていないか?
フェラチオしているときに何で「上手いね」と褒めるの?
口内発射した後、何で飲み干してもらうの?
フィニッシュは顔、お腹、中?


 つまり言いたいことは、実はSEXしているようにみえて男性は女性の体を使ってオナニーしているのだ。AVが作り出したファンタジーをリアルの世界で追体験しようとしているだけなのだ。

 
 でもお気づきだろう。実際のSEXは、AVのファンタジーが作り出せないことを。目の前にいる女性は、自分の快楽を満たす奴隷ではない、感情を持った人間だ。顔に発射されたら、侮辱された気分になるだろう。中出しなんかもってのほかでベイビー。自分の思いどおりになんかできるはずがない。で結局男性は、オナニーしているほうが気持ちいいとなって、CPZに返っていく。

 少々長々と語ってしまったが結論に返ろう。CPZから抜け出す方法?それは本当のSEXを考案することだ。それは男性のオナニーのためのSEXではない。男性も、女性も、双方が満たされるSEXを誰かが考案していかないかぎり、CPZを抜けることはできない。


 だから最後に…誰か助けて(笑)


 

2007年5月6日日曜日

VWの買い方

 昨日はGWの話をしたので、今日はVWの話をする。

 フォルクスワーゲンである。このかわいくて、ちょっとオシャレ。たいがい上流階級の家庭は、2代目のクルマとしてそのクルマに乗っている。サイトを見れば、『私たちは、お客さまの「信頼できるパートナー」であり、「好感のもてる隣人」であり、「いい仲間」でありたいと願っている』と語っている。

  しかしその「信頼できるパートナー」は、実はナチスが作ったのをご存知だろうか。 1930年。ナチス政権が国民車を作るために量産型の「ビートル」を生産した。国民車を作った目的は、「ビートル」だけを生産することで安く大量生産が可能になるからである。さらにすべて同じ型の国民車なら、ドイツ中どこへ行っても部品が手に入れることができる。まさに「ビートル」は、近代的なクルマを象徴している。そういった歴史の中でVWは生まれ、現在のブランドに至る。もちろんサイトには創業70年以上経つのにも関わらず、一切歴史は描かれていない。「好感の持てる隣人」が実はヒトラーだったと誰が言えようか。

 広告は常に新しいイメージを、消費者に提供する。いや捏造するといってもよい。そんなイメージに踊らされて、初期装備だけで2,299,500円するそのクルマを買う。日産マーチでいいじゃん。

 愚者は広告から学ぶ。賢者は歴史から学ぶ。

2007年5月5日土曜日

GWの歩き方inLOFT

ゴールデンウィーク…何をすべきかわからない
これが正直本音ではないだろうか。

本当に「スパイダーマン3」を観たくて、映画館に行っているのだろうか。
本当に服を買いたくて、増設された「なんばパークス」に行っているのだろうか。
実はすることがないので仕方なく行っているだけではないだろうか。

そんなことをふとLOFTの家具売り場のソファに座りながら思った。(すいません、しょうもないGWで)LOFTには、いろんな種類のいろんなモノが置いてある。私は家具売り場にいたので、カップルや家族連れの方が、テンピュールの枕の弾力を確かめていた。

でもふと思った。テンピュールの枕は本当に寝るために必要なものなのか。何万円も出さなければ、「真の快眠」を得ることができないのか。

答えはNOでしょう。(私はベンチでも爆睡できる)みんなそんな不必要なモノを買うために、不必要だらけの黄色い建物の中にうじゃうじゃ群がっている。なんとなく黄色い建物の中に行けば、欲しいものが見つかる。だから行っている。

他にすべきことはないだろうか。。。。。
ゴールデンウィーク。