2008年10月18日土曜日

想像の共同体

自分の大学の理事長がご勇退されるということで、
お疲れ様パーティーに出席した。

外資系の高級ホテルで、卓を囲みながら、
学部や建物の話に花を咲かせていた。

そのうち昔の応援団だったおじいちゃんが仕切りだして、
全員起立して輪になり、逍遥歌を歌い始めた。

それはもう異様な風景。
歌っている人の真剣な顔たら見たことがない。
横にいる人もあんま知らないのに、
同じ共同体の仲間であることを感じている。

私も肩を組みながら、学閥ってあるんだなぁとしみじみ感じた。
そんなおじいちゃんが、私達の学費でいろんな施設を立てて、
自分の好きなように世界を作っている。

自由自在だ。

指で挟まれた。

朝の中央線で。

満員電車の中でぎゅうぎゅうになりながら揺られていたのだが、
どうも自分の股間の部分がおかしい。

誰かの手が当たっている。

誰かの手の甲に私の私が当たってしまっていると申し訳ないが、
どうやら手のひらを向けて私に当たっている。
そのうちその人は、人指し指と中指で挟み始めた。

朝の中央線で。
その人は金髪で短髪の派手な身なりをしたおじいちゃん。
R・E・A・L・G・E・Y