2008年6月8日日曜日

『夢をかなえるゾウ』

『夢をかなえるゾウ』は、『原因と結果の法則』を批判している。

確かに前回の課題『原因と結果の法則』と今回の課題『夢をかなえるゾウ』は、成功するための意識の持ち方について書かれている点において一致している。

しかし『原因と結果の法則』と『夢をかなえるゾウ』は、前者が自分の内側(心)に注意が向いているのに対し、後者は環境(他人)に向いている点で異なっている。

具体的に『原因と結果の法則』では、「人々の多くは、環境を改善することには、とても意欲的ですが、自分自身を改善することには、ひどく消極的です。」と「環境は思いから生まれるものである」ことを主張している。

 一方、『夢をかなえるゾウ』では、「本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。具体的な、何かをな」と、「人間は意識を変えることはできない」ことを主張している。

 さらに「人の長所を盗む」という項で、『人の欲を満たすこと=自分の欲を満たすこと』であり、自分にベクトルが向きすぎるのはよくないのではないかと主張している。

 『夢をかなえるゾウ』を読むことで、『原因と結果の法則』が客観的に分析することができた。

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