2008年7月28日月曜日

本棚

本棚は一生完成することのない「絵画」だ。

先週の土日は、ほぼ本棚を作ることに費やしてしまった。無印良品で棚を買い、それを自転車でバランスを取りながら家まで運び、ドライバーを使って組み立てる。

それはあくまでサブで、メインは本をどのように配列するかだ。まず本を売るための書店とは違い、出版社や種類で並べる必要はない。また本を分類するための図書館とは違い、限られたテーマで並べる必要はない。

自分の好きなテーマで並べればいいのだ。

ある一冊の本を主軸に置いて、それに関連する本を置いてみる。例えば「ノルウェイの森」だったら、「グレートギャッツビー」だし、「ライ麦畑」だし、べたに「ラバーソウル」を置いてもいい。

なんとなくでも置いてもいい。例えば開口健の「裸の王様」と斉藤美奈子の「文章読本さん江」はつながる。

そういう連関を見つけて、ひとつの本棚にしていくのはまるで絵画のようだ。どんどん連関を見つけては本を足し、そのたび余計な本は精査されていく。

先週の土日は、ほぼ本棚を作ることに費やしてしまったのだ。

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