2008年3月24日月曜日

新書は、その人の思想を表している。

 自分が選ぶ本は、恥ずかしながら偏っている。社会学のジェンダー論とかカルスタばかり読んでいる。(だからダメ人間。)

 それに対して、他人から薦められた本は新鮮だ。違う思考回路で論じているからだ。為になるかならないかは別にして、単純に楽しい。

 矢幡洋の『とにかく目立ちたがる人たち』は、私が関心を持っている「個性」を、心理学的な視点から書いている本だ。目立ちたがり屋を2種類の人間「ヒストリオニクス」と「ナルシスト」に分類し、どちらが需要があるのかを論じている本である。

 まず気になったのは、矢幡洋、通称「ヤハちゃん」は、セオドア・ミロン狂ということだ。はじめにの部分で、セミドア・ミロンを人格障害理論の国際的権威だと紹介している。

 次に「ヤハちゃん」は、演繹法的な思考回路をしている。まず先に理論があって、現実をそれに押しはめていく思考だ。

 「ヒストリオニクス」という理論をまず先に出す。そして「ヒストリオニクス」を外国人を使って説明する。杉村太蔵議員や田中康夫知事を例に出しているが、実際にインタビューしている気配はない。

おそらく「ヤハちゃん」は一歩も家の外には出ずに、この新書を作ったのではないか。学者肌の人は、現実とは違う世界に閉じこもっている引きこもりだ。 

 

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「どちらが需要があるのか」まで書いてあったっけ?

あなたの好きそうなBLOGを発見。
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060412/1144833374