地車を曳く人間にとって、身分とかポジションとか優劣は存在しない。
あるのは、「祭りを愛する気持ち」だ。
その気持ちが、地車を前へと進ませる力になる。
地車は、当たり前ながら一人では動かせない。
だからといって、人数がいたところで動かせない。
動くときは、みんなの気持ちがひとつになったときだ。
そのためには、まず声を合わせる。
辛いときこそ、みんなで声を出す。
「うぉーりゃ!!うぉーりゃ!!」
次第に、自分がみんなと融合していくのがわかる。
それが大きな力になって、はるかに限界を超えていく。
限界などあったのかというほどに。
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