最初は、兵隊みたいだと思っていた。
綱長やなんやらが、けたたましく声を上げる。
「お前らしっかせえよ!!わかったか!!」
それに対して、青年団員が声をそろえて返事する。
「はい!!!!」
それで、重い綱を汗をかきながら、引っ張っていく。
普段、「個」で暮らしている人間にとっては、気持ち悪くうつった。
でも兵隊とは違うところは、それが強制的ではないところだ。
やりたくなければ、やめればいい。
やらなければならないことは、決してない。
ただ参加するなら、徹底的にやっていく。
私は参加した。
みんなの力が合わさった時の力は驚異的だった。
誰もが限界を超えながら、それでもみんなで凌駕していく。
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